バイクを手放した後の任意保険
バイクを売った後の任意保険の扱いですが、ポイントは等級です。
等級は保険の割引を受ける権利とも言えますので大切にしましょう。
任意保険を解約すると等級がリセットされます。
他のバイクに入れ替える、保険を休止するなどして等級を維持する事がおススメです。
参考:自賠責だけで大丈夫?任意保険に入らないリスクはコレだ!
バイク任意保険の等級制度
バイクの任意保険には等級制度があり等級が高いと保険料の割引が受けられます。
新規に加入する場合は6等級からスタートします。
一年間保険の使用が無ければ1等級上がり次年度は7等級になります。
逆に事故などで保険を使用すると3等級(内容により1等級)下がり5等級以下になります。
任意保険の等級制度は別の保険会社に契約を換えても引き継げますが、保険を解約するとこれまで持っていた等級を失います。
バイク売却時の任意保険の扱い
バイク売却時の任意保険の扱いは二通りに別れます。
バイクを買い換えて次のバイクに乗る場合とバイクに乗る予定がない場合です。
バイクを買い換えて次のバイクに乗る予定
現在の契約を継続、現在のバイクから次のバイクに車両を入れ替えます。
但し次のバイクの種類や排気量で保険料が変わります。
バイク任意保険で等級を引き継ぎは、「二輪自動車から二輪自動車(125cc以上)」、「原動機付自転車から原動機付自転車(125cc未満)」のように、同一車種間に限られます。
原動機付き自動車から125ccの自動二輪車に乗り換える場合も、新規扱いになりますから原動機付き自動車の等級を後述する休止にしておく事をおススメします。
バイクの乗る予定がない場合
当面バイクに乗る予定がない場合は保険を中断(休止)するのがおススメです。
解約してしまうと現在の等級を失いますが、中断すると等級を維持したまま保険料の支払を止める事が出来ます。中断手続きをすると中断証明書が送られて来ます。
中断に費用はかかりませんし、次のバイクに乗りたくなった場合に中断を解除すれば現在の条件のまま保険に加入することが出来ます。
中断出来る期間は10年間です。
今後バイクに乗らない場合は解約しても良いでしょう。
しかし等級制度は配偶者や同居の家族に引き継ぐ事も可能です。
出来れば休止しておき権利を維持しておく事をおススメします。
自動車保険のファリミリーバイク特約
125cc以下のバイクの場合、自動車の任意保険にファイミリーバイク特約を利用している人も多くいます。
ファミリーバイク特約には等級という仕組みがありません。
つまり継続しても新規で申し込んでもほとんど保険料に代りがありません。
また自動車保険の等級の影響も受けません。
自動車保険の等級が上がっても特約で加算される保険料はほとんど同じです。
ファイミリーバイク特約は乗っている間だけかけておくのが賢い使い方です。