中古バイクファンのための二輪免許 基礎知識

このブログをお読みの方は既に二輪免許は持っているとは思いますが、一応復習しておきましょう。

自動二輪免許の基礎知識

2015年現在、バイクに乗る為の免許って何種類あると思いますか?
原付免許を含めると7種類もあるのです。

二輪免許の種類

私が免許を取った30年位前には原付、自動二輪の二種類だけでした。
自動二輪免許に中型限定、小型限定と排気量制限があったのです。

当時は中型免許で大型バイクに乗っても条件違反だったんですよ。
今は免許そのものが違うので完全に無免許運転ですね。

自動二輪免許の種類

運転出来る排気量 50cc以下 50cc超125cc以下 50cc超400cc以下 400cc超
 原付
 小型限定普通二輪免許  ◯
 普通二輪免許  ◯
 大型二輪免許  ◯  ◯

*AT限定免許はクラッチ操作を必要としない車種に限られます。
*AT限定大型二輪免許は排気量650ccまでと制限があります。

私が当時、取った自動二輪(中型限定)は現在の普通二輪免許になっています。
運転免許証にも「普自二」と記載があります。

大型二輪

自動二輪免許の歴史

今の免許制度になったのは1996年。
大きく変わったのは免許の種類と免許が取れる年齢。

1996年以前

原付と自動二輪免許の二種類しかなく、自動二輪免許の条件として排気量制限が設定されていました。免許は全て16歳から取る事が可能で自動二輪中型限定までは教習所に通う事で実技試験が免除されていました。400ccを越えるオートバイに乗りたければ、試験場で技能試験にパスして排気量限定を解除する必要がありました。合格率が1%以下ととても厳しい試験だったためこれパスした免許は限定解除と呼ばれ憧れのライセンスでした。

1996年以降

自動二輪免許は小型限定普通二輪免許、普通二輪免許、大型二輪免許と三つの免許に分けられました。大型二輪免許は取得年齢が18歳に引き上げられました。

同時に指定自動車教習所で大型免許教習が始まり、実技試験が免除されるようになり大型バイクが一気に身近になりました。

2005年以降

二輪免許にAT限定免許が加わり、クラッチ操作が必要なオートバイであればAT免許で運転出来るようになりました。ビックスクーターブームのきっかけとなりました。

いまどきの限定解除

1996年以前は二輪免許は一つだったため、限定解除とは小型や中型の限定がついた二輪免許から限定を外す事を意味していました。

現在では400cc以下の普通二輪と400cc以上の大型二輪に別れているため、AT限定大型二輪免許のAT限定を外す、普通二輪小型限定の小型限定を外す事を限定解除と呼びます。

普通二輪免許の人が大型二輪免許を取る場合は新しい免許を取るので限定解除には当たらないという事です。

大型二輪

まとめ

現在は7種類と複雑になったバイク免許。
今さらながらですが、教習所に通う事で実技試験が免除されるという昔からは考えられないような環境です。

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